Rd.2 オートポリス
日程 | 2014.04.25 , 04.26 |
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サーキット | オートポリス (大分) |
ライダー | 津田 拓也 |
予選 | 3位 |
本戦 | 4位 |
開幕戦・鈴鹿2&4レースから2週間のインターバルをおいて行なわれた第2戦・九州大会。7位で開幕戦を終えたヨシムラスズキシェルアドバンスの津田拓也は、チームスタッフとともに、開幕戦直後に九州大会の地、オートポリスサーキットに事前テストへ。ここで津田は、非公式ながらもコースレコードを更新するトップタイムをマークし、鈴鹿大会からのステップアップを実感。開幕戦の雪辱を期しての九州入りとなった。
レースウィークに入っての合同テストでも、津田は鈴鹿からスタートした新しい車体セッティングにトライ。2014年バージョンの仕様を煮詰めながら、土曜の公式予選に進むことになった。
「車体のセッティングは、一進一退です。今シーズンは、まわりのライバルがすごく速くなっているので、去年のレベルに少しぐらい上乗せしてもなかなか前に出られない感じなんです。現状維持は後退ですからね、トライ&エラーを繰り返しながらマシンの煮詰めを進めていきたいです」(津田)
ノックアウト方式で行なわれた公式予選では、転倒を喫しながら、トップ10だけが進出できるQ2になんなく進出。そしてQ2では事前テストのタイムも更新し、上位4人までがコースレコードを更新するなか、津田は3番手タイムをマークし、決勝レースへフロントローからスタートを確定させた。
決勝レース、朝のウォームアップは2番手。スタートで津田はロケットダッシュを見せ、ホールショットを獲得。そのまま渡辺選手(カワサキ)、柳川選手(カワサキ)、中須賀選手(ヤマハ)、高橋選手(ホンダ)らとトップグループを形成し、レース序盤を消化。柳川選手と何度か順位を入れ替えながらトップを走っていた6周目には、柳川選手、渡辺選手、高橋選手にかわされ、一気に4番手までポジションダウン。さらに翌周に中須賀選手にもパスされ、5番手となってしまう。
トップグループは渡辺選手、柳川選手、中須賀選手、高橋選手の4人となり、津田はこの4人の後方で山口選手に迫られながら5番手を走行。レース中盤あたりからは、トップグループからやや遅れ始めた柳川選手との競り合いとなり、この競り合いのせいでややタイムロス。結局、このままトップ3人を取り逃がしてしまい、3位となった渡辺選手に5秒以上引き離されての4位に終わってしまった。
津田拓也 選手コメント
「マシンはまずまずいい状態、僕も決して調子悪くはなかったんですが、序盤にトップグループにいながらポジション取りがよくなく、結果トップグループに逃げられてしまいました。1周に3人にパスされた周には、抜き返そうと力み過ぎてオーバーランしたし、レース中盤に柳川さんとバトルしている間にトップグループに離されてしまいました。上手くレースを組み立てられなかったし、マシンもここ一発で前に出るほど煮詰まっていない感じです。開幕戦からは前進できましたが、ライバルたちのペースアップを考えるとまだまだ。もうひとつ上積みできるようにテストでしっかり走り込んで、もてぎでは優勝を狙いたいです。」
加藤陽平 監督コメント
「開幕戦が終わってすぐの事前テストでは順調にテストをこなし、目標タイムには届かなかったものの、今回はペース的にトップ争いに加われる準備ができていたんですが、結果にはつながりませんでした。スタートから数周は良い位置で走れていたんですが、混戦の中であわててミスを冒し、上位3名を逃がしてしまった展開で、そういった所での未熟さが出てしまいました。但し、仮にうまくレースを組み立てられたとしても、トップ3人の後ろに迫ることはできても、勝負をする事は出来なかったのではないか、と考えています。ライダーもマシンも突然に速くなる魔法なんて言うものは無いのですが、テストをやって走り込んで問題点をつぶしてゆき、努力、創意工夫で上位と戦う準備を整えて行きたいと思います。」
JSB1000決勝レース正式結果
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | 高橋 巧 | MuSASHI RTハルクプロ | CBR1000RR | 34’40.408 |
2 |
中須賀 克行 |
ヤマハYSPレーシングチーム | YZF-R1 | +3.095 |
3 | 渡辺 一樹 | TEAM GREEN | ZX-10R | +3.489 |
4 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキシェルアドバンス | GSX-R1000 | +8.981 |
JSB1000公式予選
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 渡辺 一樹 | TEAM GREEN | ZX-10R | R1’47.657 |
2 | 高橋 巧 | MuSASHi RTハルクプロ | CBR1000RR | R1’48.327 |
3 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキシェルアドバンス | GSX-R1000 | R1’48.393 |
JSB1000ポイントランキング
順位 | ライダー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 中須賀克行 | ヤマハYSPレーシングチーム | 47P |
1 | 高橋 巧 | MuSASHI RTハルクプロ | 47P |
3 | 渡辺 一樹 | TEAM GREEN | 38P |
4 | 柳川 明 | TEAM GREEN | 32P |
5 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキレーシングチーム | 32P |
6 | 山口 辰也 | TOHOレーシングwithモリワキ | 30P |
7 | 加賀山 就臣 | TeamKAGAYAMA | 27P |
8 | 今野 由寛 | MOTOMAPSUPPLY | 21P |
9 | 秋吉 耕佑 | F.C.C.TSRホンダ | 20P |
10 | 寺本 幸司 | Team Tras 135HP | 17P |
全日本ロードレース第3戦「ツインリンクもてぎ大会」は5月24日、25日に行われます。