ヨシムラ グループ

1973年にヨシムラがアメリカ進出を企てるに至った背景には日本国内だけでは技術、生産販売といった面での市場における限界を感じたことと、さらなるレベルアップへの大いなる挑戦がありました。現にアメリカにはレーシングからプロダクションにいたるあらゆる面で可能性があふれていました。もちろん、それだけ厳しい現実も待ち受けていました。しかし、ヨシムラがそれまでに構築してきたもの作りの考え方に間違いはなかったばかりか、よりいっそうの弾みがついて一気に世界的スケールでヨシムラの評価が高まりました。

仮に国内にとどまっていたなら、今日これほどの発展はなかったかもしれません。このような理由で今日もヨシムラR&Dオブアメリカは重要な役割を受け持っています。また、テリトリーのスケールは日本と比較にならない広さを持っており、それだけにマーケットに対する見方も対応の早さも異なるものがあります。

したがって、ヨシムラR&Dオブアメリカ製のたとえばエキゾーストパイプなどはヨシムラジャパン製とはまた違った味を出してアメリカ本土のユーザーの人気を得ております。いずれにしても、日本とアメリカが今後とも手を取り合ってより良い製品作りやレース活動を続けていくことは全ヨシムラにとっても必要なことなのです。

そしてこれからもヨシムラとして新しい歴史を刻む為にチャレンジを続けます。