ST-1M カムシャフト

販売終了となって以来、皆様より多くの再販のご要望をいただいておりましたZEPHYR1100 ST-1カムシャフトが、この度削り出し製法により再登場しました。
カムシャフトはエンジン特性を決める重要なパーツ。ヨシムラが作り出したエンジンフィーリングを是非ご体感ください。

●適応年式
　ZEPHYR1100 A1-A10
　ZEPHYR1100RS B1-B5

【ヨシムラのカムシャフトとは】
■独自のカムプロファイル設定
ヨシムラのカムシャフトは、独自のノウハウによるカムプロファイルの設計を行っています。プロファイルの設計は、まずスタンダードのエンジンの諸元を知ることから始まります。使用するエンジン回転数および特性を想定し、それを基にヨシムラカムシャフトのプロファイルの特性を決定します。次に決定したプロファイル特性を数値に表現します。
形から数値へ……ヨシムラの長年のノウハウが独自のプロファイルを導き出すのです。
こうして出来上がったプロファイルを持ったカムシャフトを試作してエンジンに組み込み、実際に思った通りの特性が出ているかをチェックします。もし想定した特性が出ていなければ、また最初から設計のやり直し。この一連の作業のくり返しの末に、ヨシムラ独自のカムプロファイルが導き出されるのです。

■一貫した生産管理
ヨシムラの削り出しカムシャフトはカムシャフト素材のセンタリングを含めた一貫した生産の管理を行っています。プロファイルを再現するカムシャフト素材にも気を配り、社内で一から削り出しています。
製品の部分的に熱を加える事はカムシャフトそのものの歪み・変形および強度を損なうものと考えカム山の肉盛整形（高温で溶着させる）などは行いません。そしてカムシャフトをエンジンに適した硬度にする為、様々な方法の中から最適な熱処理を選択し、施します。
独自のカムプロファイル設計＋生産の一貫した管理。これこそがヨシムラのカムシャフトへのこだわりなのです。

下記のカムスペックは、カムシャフトの設計値より導いた値です。製作上の都合でロットごとに若干の誤差があります。
ST-1Mは通常ボルトオン組み込み可能ですが、より正確な精度を必要とされる場合はその車両ごとにバルブタイミングを取り直すことをお薦めします。♦本製品に関して、ヨシムラダイアリーで詳しく紹介をしています。
⇒ http://blog.yoshimura-jp.com/yoshimura_blog/2013/11/zephyr1100-st-1-e6ee.html

タイプ	ST-1M
MAX LIFT-IN	9.5
MAX LIFT-EX	9
1mm DURATION-IN	245
1mm DURATION-EX	245