Rd.3 オートポリス
日程 | 2009.05.22 , 05.23 |
---|---|
サーキット | オートポリス (大分県) |
ライダー | 酒井 大作 |
予選 | 3位 |
本戦 | 2位 |
全日本ロードレース選手権シリーズは早くも前半戦最後となる第3戦が大分県オートポリスで開幕。事前に行なわれたテストよりも気温、路面温度も大幅に下がり各チームともセットアップに苦しむ中、金曜日に行なわれた合同走行で酒井がトップタイムを記録し、好調さをアピール。今シーズン初優勝に向けて期待の持てる展開となった。
レポート
予選レポート
公式予選は第2戦と同じノックアウト方式(※)が採用されることとなった。
(※セッションQ1の上位24台がセッションQ2へ進出、Q2の上位12台が最終のQ3へ進出し、ポールポジションを争う予選方式)
Q1:(40分):
ノックアウト方式の公式予選Q1がスタート。酒井は前日の転倒の影響を感じさせない走りで5番手となる1分51秒474を記録し、Q2への進出を決めた。トップタイムは山口選手(ホンダ)が記録した1分50秒592となった。
Q2:(15分):
Q2では開始早々の3周目に酒井が1分51秒294を記録し、2番手のタイムで最終のQ3への進出を決めた。
Q3:(15分):
いよいよ決勝レースのスターティンググリッドが決定する最終セッションQ3が始まった。
Q3はセッション中盤に転倒車両のコース上に出たオイル処理のため、赤旗が提示され、一時中断となってしまう。そして残り時間が6分となったところでQ3が再スタートとなる。酒井は6周目に1分50秒505で予選3番手となり決勝レースはフロントローからのスタートとなった。また、ポールポジションは1分49秒714を記録した山口選手、2番手には伊藤選手(ホンダ)が続いた。
決勝レポート
決勝レース、山口選手がポールポジションから、ホールショットを奪い、酒井、中須賀選手(ヤマハ)、伊藤選手と続く。酒井は2番手でトップの山口選手を追 う展開となった。レース序盤から中盤にかけては大きな動きは無く、トップは山口選手、2番手に酒井、3番手に伊藤選手、4番手に中須賀選手のオーダーと なっていた。
レースも終盤となる15周目、第2ヘアピンで伊藤選手が酒井をかわそうとすると、酒井と伊藤選手が接触するアクシデントが発生。伊藤 選手は転倒をしてしまい、酒井はコースアウトをしてしまう。転倒はまぬがれた酒井だったが、この間にトップの山口選手が頭ひとつ抜け出すかたちで単独走行 となり、さらに4番手の中須賀選手にもかわされてしまう。3番手にポジションを下げた酒井だったが、集中が途切れることなく直ぐさま中須賀選手の追撃体制 に入った。
そして、酒井は翌16周目の第2ヘアピンで中須賀選手をかわして2番手にポジションを上げるが、中須賀選手も酒井に離されずにファイナ ルラップまで2位争いはもつれる展開となった。そして、酒井は最後まで中須賀選手を押さえ込み0.2秒差の僅差で2位でチェッカーを受けた。
コメント
加藤陽平監督コメント
「優勝できなかったことは残念です。しかし、レース終盤にアクシデントがあり3位までポジションを下げてしまいましたが、酒井選手が集中を切らさずに2位を獲得できたことは満足しています。第4戦は、鈴鹿300km、鈴鹿8耐後、8月の菅生になります。菅生ではトップでチェッカーを受けられるよう頑張ります。」
レース開催データ |