Rd.6 ポルティマオ
日程 | 2013.06.07 , 06.08 |
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サーキット | ポルティマオ (ポルトガル) |
ライダー | レオン・キャミア / ジュール・クルーゼル |
予選 | 13位 8位 |
本戦 | レース1: 4位/レース2: リタイヤ レース1: 8位/レース2: 8位 |
レポート
キャミア、惜しくも表彰台を逃す4位
ワールドスーパーバイク第6戦の舞台は、ヨーロッパの西端・ポルトガル、ポルティマオのアルガルベサーキット。2008年10月に完成したスーパーバイク 開催コースの中でも比較的新しいサーキットで、今年で6年連続の開催。アップダウンやブラインドコーナーが多く、下り坂のメインストレートではトップス ピード300km/hを越える高速バトルが展開されるサーキットだ。
FIXIクレセントスズキのレオン・キャミアにとっては、昨年の大会で、チャンピオンとなったマックス・ビアッジと、終始激しい3位争いを繰り広げたコー ス。さらに、チームメイトのジュール・クルーゼルにとっては、昨年のスーパースポーツクラス(600cc)で優勝を飾ったコースだ。
レースウィークスタートから、ドライコンディションながら、強い風に見舞われたアルガルベサーキット。金曜日のフリー走行1回目では、キャミア10番手、 クルーゼル14番手でスタート。午後の公式予選1回目では、キャミアは9番手に、クルーゼルは12番手タイムをマーク。ヨシムラチューンのGSX- R1000は、初日からすでに300km/hの壁を突破し、クルーゼルが303.4km/hを記録した。
「今日はいいフィーリングをつかむように、いろいろセッティングを変更しながら走っていました。コンスタントに走れるようにはなったけれど、もう少しペー スアップしたいね。いい感じには仕上がってきたから、もう少しアジャストして決勝のペースを上げるようにしたい。」(キャミア)
2日目午前の公式予選2回目では、キャミアは6番手、クルーゼルは14番手ポジションを獲得し、スーパーポールに進出。6番手とはいえ、キャミアはポールタイムからわずか0秒8差のタイムだった。
公式予選トップ15人のライダーで争われるスーパーポール1では、ラバティ、ギュントーリのアプリリア勢がセッションをリードし、サイクス(カワサキ)、 チェカ(ドゥカティ)、デイビス(BMW)らがかわるがわるタイムシートのトップに名を連ねる中、セッション終了間際に、クルーゼルがトップタイムをマー ク。自身初のセッショントップタイムでスーパーポール2に進出。キャミアは13番手で惜しくもスーパーポール2進出はならなかった。
スーパーポール2では、開始早々から雨が降り始め、セッションは赤旗中断。その後、ウェットスーパーポールルールが採用され、ウェットとドライ路面が混在するコンディションの中、20分間の走行を終え、クルーゼルは3列目8番手グリッドを獲得することとなった。
「スーパーポール1のトップタイムは、予選タイヤがうまく機能してくれた結果なんだ。予選タイヤを履いた時は、いま僕がバイクに欲しいフィーリングに仕上 がってくれて、これをなんとかレースバイクにも活かしたい。開幕戦ですごくいいフィーリングで走れた、あの時の感覚に似ていたんだ。」(クルーゼル)
レース
レース1
クルーゼルがまずまずのスタートを切る中で、キャミアは他ライダーに押し出されてコースアウトし、15番手でオープニングラップを終了。しかし、ここから凄まじい追い上げを見せることになる。
キャミアは後方の集団に囲まれながらも、すぐにトップ10圏内を走るクルーゼルの集団に追い付くと、6周目には8番手、9周目には6番手までポジション アップ。レースが中盤を過ぎるころにもペースは衰えず、12周目には4番手まで浮上。最終的にトップ3には10秒近く離されたものの、キャミアはヨシムラ チューンGSX-Rのパワーを発揮し、今シーズンのFIXIクレセントスズキ最上位となる4位でフィニッシュ。クルーゼルは序盤こそペースを上げることが できなかったものの、コンスタントなペースを守り8位でチェッカーを受けた。
レース2
レース1と同じようにクルーゼルが好スタートを切り、キャミアはまたも後方からの追い上げを見せ、今度は5周目にトップ10圏内に食い込むスピードをみせ た。しかしキャミアはレース中盤に電気系トラブルが発生し、6番手争いのグループに迫りながら、惜しくもリタイヤ。クルーゼルは序盤にペースが上がらな かったものの、コンスタントに走りきり、レース1より順位をひとつ上げて7位でフィニッシュ。ポイントランキングは、変わらずクルーゼルが10位、キャミ アが11位のままだ。
コメント
レオン・キャミア 選手 コメント
「レース1は、うまくスタートできたんだけれど、オープニングラップにレオン(ハスラム)に押し出されてしまってポジションを落としてしまったんだ。15 番手から4位まで追い上げられたのは良かったけどね。バイクはすごくよく走ってくれたし、決勝になってヨシムラGSX-Rのスピードはグンと良くなった ね。特に最終コーナーを立ち上がってから1コーナーまでに前のマシンを抜くことができたからね。レース2はスタートから電気系のトラブルがあって、レース 1ほどのペースで走れなかった。せっかくトップグループが見える位置でレースできるようになってきたから、もっと進歩してペースを上げたいね。」
ジュール・クルーゼル 選手 コメント
「今回も両レースともトップ10で終わることができてよかった。レース1は序盤にリアタイヤのフィーリングがよくなくて、ペースを上げられなかった。最初 の数周で何度も転びそうになったんだけれど、最終的にペースは悪くなくて8位で終わることができたね。レース2へはセッティング変更をして、レース1より いいペースで走ることができたけれど、もっと消耗したタイヤで走り込む練習をして、レース終盤にマシンがどういう動きをするかを勉強したいね。このレース でも少しステップアップすることができたと思う。」
レース1
順位 | ライダー | チーム |
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1位 | マルコ・メランドリ | BMW |
2位 | シルバン・ギュントーリ | アプリリア |
3位 | トム・サイクス | カワサキ |
レース2
順位 | ライダー | チーム |
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1位 | シルバン・ギュントーリ | アプリリア |
2位 | ユージン・ラバティ | アプリリア |
3位 | ジョナサン・レイ | ホンダ |
■スーパーバイク世界選手権第7戦、イタリア・イモラ大会は6月29、30日に開催されます。