Rd.1 鈴鹿サーキット

日程 2014.04.11 , 01.12
サーキット 鈴鹿サーキット (三重)
ライダー 津田 拓也
予選 2位
本戦 7位

ついに開幕した全日本ロードレース。今年はヨシムラ創立60周年となる記念イヤーで、ライダーは昨年に引き続き津田拓也を起用。チームは新たにサブタイトルスポンサーとして(株)レッドアンドイエローのサポートを受け、同社が扱うオイルブランド「シェルアドバンス」をチーム名に採用し「ヨシムラスズキシェルアドバンス」として全日本ロードレースおよび、鈴鹿8時間耐久レースに参戦いたします。

今シーズンの津田の初走行は、3月のファン感謝デー明けの合同テスト。気温が上がらないコンディションながら、ここで津田は2分07秒612のトップタイムをマーク。レースウィークに入ってからも、金曜日の合同事前テストで3番手タイムをマーク。上々の滑り出しを見せた。

4輪のスーパーフォーミュラと「2&4」方式で行なわれた開幕戦。鈴鹿8時間耐久をにらんでのデータ取りを目的とするチームも含め、58台の大量エントリーのなか、土曜の公式予選は、A/Bグループ分けをして各組35分という短いセッションとなったものの、津田はBグループトップタイムで予選を終了。ポールポジションこそ中須賀選手(ヤマハ)に譲ったものの、フロントロー2番手グリッドからのスタートとなった。

「チームがいいセットを用意してくれて、決勝に向けていいバイクができました。常に進化を狙って新しいトライを続けているので、それが金曜にタイムを出せなかった原因になったんですが、予選ではうまくまとめられました。20周と周回が多いので、まわりのペースも見ながら、自分のペースを作って行きたいですね。」(津田)

日曜の決勝レースは、曇り空の下、気温が上がりきらないコンディション。津田はフロントローから好スタートを見せ、中須賀選手に続く2番手で1コーナーへ。すぐに秋吉選手(ホンダ)がトップに浮上し、秋吉選手-中須賀選手-津田-高橋選手(ホンダ)、さらに序盤に渡辺選手(カワサキ)-柳川選手(カワサキ)もこの4台に加わり、6台がトップグループを形成していく。秋吉選手と中須賀選手の2台がやや抜け出し、津田は高橋選手、渡辺選手、柳川選手らと3番手争いを展開するようになる。 津田は、この3番手集団で順位を入れ替えながら周回していたものの、ここからペースを上げることができず、レース中盤から後退。レース中盤には柳川選手をかわして5番手を走行していたものの、ラスト3周で柳川選手にパスされ、さらに後方から山口選手(ホンダ)の追撃を受け、ラスト2周で山口選手にもかわされて7位でフィニッシュ。目標としていた優勝争いこそできなかったものの、14ポイントを獲得した開幕戦となった。

津田拓也 選手コメント

今シーズンかから新しいリアサスを使用して、リア周りの設定を大きく変えてのシーズンインだったんですがこの特性をうまく生かせないままのレースになってしまいました。新しい仕様での走り込みも足りていなくて、単発のタイムアタックはできるものの、ロングランをするとペースをキープできなくなってしまった。リアサス本体の性能は高いし、このパッケージでの可能性はすごく感じるので、次のオートポリスに向けてしっかりテストをして、2014年仕様ヨシムラGSX-Rレーサーのパフォーマンスをしっかり発揮させたいと思います。

加藤陽平 監督コメント

2014年仕様のマシンでの煮詰めの時間が足りなかった、ということですね。津田のタイム自体は悪くなかったんですが、実戦とテストはやはり違うし、これならレースで使っても大丈夫、と言うところまで持って行けていなかった。7位という結果はぜんぜん満足できないものですが、今の状況で津田はよくやってくれたと思います。新しい仕様の可能性は感じているし、これはテストを重ねて仕上げて行くしかないので、これからチーム全体で巻き返していきます!

JSB1000決勝レース正式結果

順位 ライダー チーム マシン タイム
1

中須賀 克行

ヤマハYSPレーシングチーム YZF-R1 42’37.187
2 高橋 巧 MuSASHI RTハルクプロ CBR1000RR +0.497
3 秋吉 耕佑 F.C.C. TSR Honda CBR1000RR +5.985
 
7 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000 +15.036

JSB1000公式予選

順位 ライダー チーム マシン タイム
1

中須賀 克行

ヤマハYSPレーシングチーム YZF-R1 2’06.832
2 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000 +0.256
3 高橋 巧 MuSASHi RTハルクプロ CBR1000RR +0.491

JSB1000ポイントランキング

順位 ライダー チーム ポイント
1 中須賀克行 ヤマハYSPレーシングチーム 25P
2 高橋 巧 MuSASHI RTハルクプロ 22P
3 秋吉 耕佑 F.C.C.TSRホンダ 20P
4 渡辺 一樹 TEAM GREEN 18P
5 柳川 明 TEAM GREEN 16P
6 山口 辰也 TOHOレーシングwithモリワキ 15P
7 津田 拓也 ヨシムラスズキレーシングチーム 14P
8 加賀山 就臣 TeamKAGAYAMA 13P
9 中富 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ 12P
10 酒井 大作 Flex D.R.E.Motorrad39 11P

全日本ロードレース第2戦「オートポリス大会」は4月26日、27日に行われます。


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