Rd.7 岡山国際サーキット

日程 2014.09.26 , 09.27
サーキット 岡山国際サーキット (岡山)
ライダー 津田 拓也
予選 2位
本戦 23位

第6戦オートポリス大会から1週間だけのインターバルをおいて開催された第7戦岡山国際大会。
オートポリス大会と同じく、レースウィーク中ずっと好天に恵まれ、秋らしい気持ちのいい気候の中でレースが行われた。

ヨシムラスズキシェルアドバンスの津田拓也は、オートポリス大会の終了後、そのまま岡山国際への事前テストへ向かい、初日総合トップタイムをマーク。
2日目も中須賀(ヤマハ)に続く2番手タイムをマークし、オートポリス大会で2位になった良い流れをそのまま持続した格好となった。

「岡山国際は中須賀選手が強いから、だからこそ岡山大会で勝ちたいですね。事前テストは気温があまり上がらず、グリップも今ひとつだったのですが、それでもいいテストが出来ました」(津田)

レースウィークが始まってからも、金曜の合同走行でトップタイムをマークした津田。土曜の公式予選でも、中須賀に続いてフロントロー2番手タイムをマークし、決勝日朝のウォームアップ走行でもトップ中須賀に続き、津田が2番手。ここまでで中須賀vs津田の戦いが予想される前哨戦となっていた。

決勝レース、ポールポジションから好ダッシュを見せた中須賀がホールショットを獲ると、津田は2番手でオープニングラップを開始。
高橋巧(ホンダ)、山口辰也(ホンダ)、中冨伸一(ヤマハ)、柳川明(カワサキ)を従えて走行するが、なんと津田は、1周目のダブルヘアピンで転倒を喫してしまう。
そのままマシンを起こしてピットインし、マシンを修復して再スタートするものの、津田は他ライダーから大きく遅れ、3周遅れで走行。
そのままトップグループと変わらないペースで周回を重ねるものの、トップから2周遅れの23位でフィニッシュ。
津田はJSB1000に昇格後、初めて決勝レース中の転倒で、初ノーポイントレースを演じてしまった。

レースは中須賀が優勝し、高橋が2位、山口が3位と表彰台に登壇。
津田はシリーズランキングこそ3位のままなものの、15ポイント差だったランキングトップの中須賀から40ポイント差となった。

津田拓也 選手コメント

スタートから中須賀選手のペースが速いのは分かっていたので、そこについていこうとしている中で転んでしまいました。グリップの低いコースで、タイヤが温まり切っていない序盤だということは十分に分かっていて、決して無理しすぎた訳ではないのですが、(岡山国際の)ダブルヘアピン立ち上がりでフロントが切れ込んでしまいました。最終戦へ向かっていく中で、オートポリスから調子が良く、マシンも良く走ってくれていて、ロングランのアベレージタイムも良かったので、なんとしても中須賀選手に勝ちたかったし、1周目から逃す訳にはいかなかった。これで最終戦の2レースを残すのみ、チャンピオン争いというより、なんとしても優勝したい。応援に来て下さったファンのみなさん、マシンを仕上げてくださったチームのみなさん、申し訳ありませんでした。鈴鹿も全力で勝ちに行きます。

加藤陽平 監督コメント

グリップが低いとか、序盤の温まり切っていないタイヤで、というのは拓也が一番よくわかっていると思います。全力でやった結果なので、残念ですがしょうがないですね。中須賀選手がずっと調子が良くて、一発のタイムでも、レース中のアベレージも速い。それも、ピットアウトした周から速く走るよう習慣づけているので、そこに対抗するには、拓也も普段からトレーニングしてはいても、及ばなかったということでしょう。拓也には、オートポリスで最後の最後に中須賀選手に勝負を仕掛けていった、あのスピードがすでに備わっていると思う。最終戦、優勝を決めて実力を発揮して欲しいですね。

JSB1000決勝レース正式結果

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム YZF-R1 36’04.130
2 高橋 巧 MuSASHI RTハルクプロ CBR1000RR +2.981
3 山口 辰也 TOHOレーシングwithモリワキ CBR1000RR +9.364
 
23 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000 3Laps

JSB1000公式予選

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム YZF-R1 1’28.370
2 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス GSX-R1000 1’28.528
3 高橋 巧 MuSASHI RTハルクプロ CBR1000RR 1’29.138

JSB1000ポイントランキング

順位 ライダー チーム ポイント
1 中須賀克行 ヤマハYSPレーシングチーム 134P
2 高橋 巧 MuSASHI RTハルクプロ 127P
3 津田 拓也 ヨシムラスズキレーシングチーム 94P
4 柳川 明 TEAM GREEN 88P
5 山口 辰也 TOHOレーシングwithモリワキ 84P
6 加賀山 就臣 TeamKAGAYAMA 82P
7 渡辺 一樹 TEAM GREEN 82P
8 野左根 航汰 NTSチームノリックヤマハ 69P
9 藤田 拓哉 DOG FIGHT RACING・YAMAHA 63P
10 中冨 伸一 HITMAN RC甲子園ヤマハ 53P

全日本ロードレース最終戦「鈴鹿サーキット大会」は11月1日、2日に行なわれます。


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