Rd.5 ドニントン・パーク
日程 | 2012.05.10 , 05.11 , 05.12 |
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サーキット | ドニントン・パーク (イギリス) |
ライダー | レオン・キャミア / ピーター・ヒックマン |
予選 | 7位 19位 |
本戦 | レース1: 9位/レース2: 4位 レース1: クリア出来ず/レース2: 9位 |
レポート
WSBK第5戦ヨーロッパ大会はレオン・キャミア選手(以下、L・キャミア選手)とチームにとって地元イギリスのドニントン・パークで開催。そして前戦イタリア大会で負傷をしてしまったジョン・ホプキンス選手の代役ライダーとして、イギリススーパーバイク選手権に参戦するピーター・ヒックマン選手(以下、P・ヒックマン選手)がチームに合流した。
公式予選1回目。L・キャミア選手が5番手、P・ヒックマン選手が17番手のタイムをそれぞれ記録。1番時計を記録したJ・スムルツ選手(DUCATI)のタイムから1秒以内に12台が連なり、混戦となった。P・ヒックマン選手は17番手のタイムとなったが、急な代役参戦となったにも関わらずトップタイムから1.5秒差と2日目以降に期待の持てるセッションとなった。
土曜日の午前中に行われた公式予選2回目。前日の好調振りをそのままにL・キャミア選手がトップタイムと約0.3秒差の6番手のタイムでスーパーポールの進出を決める。P・ヒックマン選手は前日のタイムを約0.6秒縮めるが19番手となり16台で争われるスーパーポールの進出を逃した。
15分間で争われたスーパーポール1。L・キャミア選手は開始早々の1周目のアタックで1分28秒台のタイムを記録。その直後にはマシンをピットに戻し次のセッションへ向けてセットアップを進めた。スーパーポール1を7番手でクリアしたL・キャミア選手はスーパーポール2もクリアし、上位8台で争われる最終セッションのスーパーポール3へ進出を決めた。スーパーポール3終了間際まで混戦が続き、ラストラップの途中には計時が4番手となり期待をされたが僅かの差でL・キャミア選手は7番手のタイムとなる。
結果、スターティンググリッドはL・キャミア選手が2列目から、一方のP・ヒックマン選手は5列目から決勝レースを迎えることとなった。
決勝レース1、L・キャミア選手はスタートの混戦で順位を僅かに落とし、オープニングラップを8番手、2周目には9番手、3周目には10番手となる。ブレーキに問題を抱えたL・キャミア選手はそれでも果敢に1分30秒台(ベストタイムは1分29秒939)の安定したタイムで周回を続け9~10番手のポジションをキープ。レース終盤に掛けてL・キャミア選手の背後にM・ファブリツィオ選手(BMW)が迫るが、最後まで9番手のポジションを守りきりチェッカーを受けた。一方のP・ヒックマン選手は15番手を走行中の3周目に電装系トラブルが発生。緊急ピットインを余儀なくされたP・ヒックマン選手はマシンの修復をして再びレースに復帰するも、トップと8周差でレース1が終了となった。
決勝レース2、オープニングラップを8番手で終えたL・キャミア選手は前を走行するE・ラバティ選手(APRILIA)の後でパスするタイミングを伺うが、抜くに抜けない状態が9周目まで続く。7番手にポジションを上げたL・キャミア選手はレース1よりも速いアベレージタイムで周回を重ね、約2秒先を走るS・ギュントーリ(DUCATI)選手を追いかけ始める。周回ごとにL・キャミア選手とS・ギュントーリ選手の差は縮まったり、開いたりするが、レース終盤に掛けてL・キャミア選手はトップグループとの差を縮める走りで、遂に20周目にS・ギュントーリ選手を捕らえ6番手にポジションアップ。残り3周となってもL・キャミア選手はトップグループを目指す。そしてファイナルラップにトップグループで走行するM・メランドリ選手とL・ハスラム選手(共にBMW)が揃って転倒。結果、L・キャミア選手は今シーズンベストリザルトとなる4位、トップから僅か4.245秒遅れでチェッカーを受けた。
一方レース1ではトラブルに見舞われたP・ヒックマン選手は4周目に16番手から14番手へ、そして7周目にもひとつポジションを上げ、その後も堅実な走りで初のWSBKでシングルフィニッシュとなる9位でチェッカーを受けた。