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Rd.5 ミラーモータースポーツパーク
日程 | 2011.05.27 , 05.28 , 05.29 |
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サーキット | ![]() |
ライダー | ジョシュ・ウォーターズ |
予選 | 16位 |
本戦 | レース1: 12位/レース2: 15位 |
レポート
5月28日(フリー走行/公式予選1回目)
8時30分から行なわれた走行枠(120分間)でジョシュ・ウォーターズ(以下:ジョシュ)は、サーキットの攻略とマシンの理解を更に深める為、2010年のSBKチャンピオンM・ビアッジ選手(APRILIA)に次ぐ43周を周回する。
その後行なわれたフリー走行では21台中15番手のタイム1分50秒969を記録。トップと約2秒の差となるが1分50秒台に9台がひしめき合い、公式予選が混戦となることが予想された。
15時30分からの公式予選1回目(60分間)。ジョシュはここでも果敢にアタックを続け、フリー走行よりも早いもタイムを連発。ジョシュはベストタイ ムより約0.8秒早い1分50秒153を記録するが、他のライダーも同じく徐々にラップタイムを上げ予選の結果は、21台中15番手となった。尚、トップ タイムはC・チェカ選手(DUCATI)が記録した1分48秒260となった。
5月29日(フリー走行/公式予選2回目/スーパーポール)
二日目は前日の天候と打って変わって降雨となり、朝から気温も上がらず難しいコンデョションでの戦いとなった。昨日までのドライコンデョションからマシンのセットアップをウェット用に切替、ウェット用のレースのデータ取りが二日目の課題となった。
午前中に行なわれた公式予選2回目。ジョシュは45分の間にウェット用のセットアップを詰めながら予選に臨み、16番手のタイムで終了となる。結果、公式予選1回目の記録でジョシュはスーパーポールへの進出を果たした。
約3時間のインターバルを挟みスーパーポール前のフリー走行で、ジョシュは公式予選2回目に記録したタイムを約5秒縮め、いざスーパーポールへ。
スーパーポール1、ジョシュは15分間という短い時間で果敢に攻め続けラップタイムを削るが、ここでもポジションを上げることは出来ず16番手でタイムアップ。スーパーポール2への進出は果たせず、決勝レースは4列目からのスタートが決定した。
5月30日(ウォームアップ/決勝レース1・2)
決勝レース前のウォームアップ走行では、レースウィーク初のウェットコンディションとなったが、決勝レースまでには雨も上がり、ドライコンディションで開幕戦を迎えることとなった。
決勝レース1、ジョシュはオープニングラップこそ17番手に沈むが、3周目、4周目、5周目と確実にポジションを上げ、レース中盤となる10周目には13 番手までポジションアップ。追い上げるレース展開となったジョシュは、10周目以降は1分51秒台のラップタイムで少しでも前のポジションでのチェッカー を目指し周回を重ねる。そしてファイナルラップ目前の20周目、ジョシュは更にポジションをひとつ上げ12位となり、そのままの順位でチェッカーとなっ た。
決勝レース2、レース序盤からマシンにチャタリングの症状が出てしまいライダーを苦しめるレース展開となった。そのような状況においてもレース1よりも 早い1分50~ 51秒台のハイペースで懸命にプッシュし続けるジョシュ。オープニングラップの17番手から懸命に追い上げるレース展開となり、ジョシュはレース1同様に 少しでも前のポジションでのチェッカーを目指し周回し続ける。そして15位でチェッカーとなった。
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コメント
加藤陽平監督コメント
「レース1での最後の粘りと追い上げが良かったので、レース2ではもっと上を狙っていましたが、周りのチームもきっちり仕事をしてきて、残念ながらこの様 な結果になってしまいました。セッティングをレース1から変更した事によりチャタリングが出てしまって、ジョシュもプッシュできずにいたので、総体的に順 位を下げる事となってしまいました。結果的に、初日だけしかドライで走る事が出来ずにセッティングを詰め切れなかった事でこの様な順位になってしまったの だと思います。本当に残念な結果になってしまいましたが、応援してくださった皆さんには感謝しています。ありがとうございました。」
ジョシュ・ウォーターズ選手コメント
「レース1の感触から、レース2はもっと前に行けると思ったけれど、1周目からリアタイヤに違和感があって、チェッカー迄の間に何度もクラッシュしそうに なったんだよ。とても残念という言葉しか今は出てこないし、こんな結果になってしまってチームに申し訳なく思うけれど、今回のレースでもポイントを取れた 事が唯一の救いかな。ヨシムラチームには世界の舞台で走るチャンスを与えてもらった事にとても感謝してるよ。最高のマシンとクルー達と一緒にレースができ て良かった。本当にありがとう。」
吉村不二雄社長コメント
「非常に複雑な気持ちですね。チャレンジする事は大事なので、これからも続けて行きたいと思っていますが、もう少し環境を整えないと自分達のレースができ ないと痛感しました。周りのチームと比べ色々な面でハンデがある中、テストもできない事がとにかく厳しい状況を作っていると思います。但し、今日の結果が 今の自分達のレベルだと受け止めて次に繋げていきたいと思います。」