ST-1M DLC カムシャフト

GPZ900R用カムシャフトが、素材や製法を新たにして登場しました。
プロフィールは過去に販売していたST-1カムシャフトと同等のスペックとし、耐摩耗や耐熱焼き付き性に優れフリクション低減効果のあるDLC(ダイヤモンドライクカーボン）をコーティング。なかでもモータースポーツにて技術開発され実績のある、高面圧に対応し基材との密着性の高いDLCを採用しています。

なお、本製品の取り扱いと使用方法については専門の知識と技術が必要となる為、一般販売は行っておりません。
ご購入に関するご相談はヨシムラジャパンテクニカルショップ「トレーディングガレージナカガワ」へご連絡ください。

【ご購入に関するご相談やご注文】
トレーディングガレージナカガワ
〒419-0205
静岡県富士市天間1928-7
電話番号：0545-71-3032

【ヨシムラのカムシャフトとは】
■独自のカムプロファイル設定
ヨシムラのカムシャフトは、独自のノウハウによるカムプロファイルの設計を行っています。プロファイルの設計は、まずスタンダードのエンジンの諸元を知ることから始まります。使用するエンジン回転数および特性を想定し、それを基にヨシムラカムシャフトのプロファイルの特性を決定します。
次に決定したプロファイル特性を数値に表現します。
形から数値へ……ヨシムラの長年のノウハウが独自のプロファイルを導き出すのです。
こうして出来上がったプロファイルを持ったカムシャフトを試作してエンジンに組み込み、実際に思った通りの特性が出ているかをチェックします。もし想定した特性が出ていなければ、また最初から設計のやり直し。この一連の作業のくり返しの末に、ヨシムラ独自のカムプロファイルが導き出されるのです。

■一貫した生産管理
ヨシムラの削り出しカムシャフトはカムシャフト素材のセンタリングを含めた一貫した生産の管理を行っています。プロファイルを再現するカムシャフト素材にも気を配り、社内で一から削り出しています。
製品の部分的に熱を加える事はカムシャフトそのものの歪み・変形および強度を損なうものと考えカム山の肉盛整形（高温で溶着させる）などは行いません。そしてカムシャフトをエンジンに適した硬度にする為、様々な方法の中から最適な熱処理を選択し、施します。
独自のカムプロファイル設計＋生産の一貫した管理。これこそがヨシムラのカムシャフトへのこだわりです。

※バルブタイミングは1mmバルブリフト時の値です。
※上記の数値は設計値です。実測値と若干異なる場合があります。

【別途必要部品】
・ZRX1200DAEG用純正オイルポンプ（カワサキ純正品番：16082-0020）
・GPZ900R純正ロッカーアーム1台分（カワサキ純正品番：12016-1126）
※ロッカーアームは全て新品に交換する事を強く推奨します。
・カワサキ純正エンジンオイル「カワサキR4」SJ10ｗ-40