全日本ロードレース選手権(JSB1000クラス) Rd.7 岡山国際サーキット

日程 2022.09.16 , 09.17
サーキット 岡山国際サーキット(岡山)
ライダー 加賀山 就臣
予選 7位
本戦 9位

“代役は俺” レースを戦い抜きデータを収集

渡辺一樹選手がYoshimura SERT MotulよりFIM 世界耐久選手権(EWC)最終戦ボルドール24時間耐久に参戦するため不在となり、全日本ロードレース選手権第7戦岡山ラウンドにチームマネージャーの加賀山就臣が選手として代役参戦することが急遽決定。
今回の代役参戦の目的としては、今シーズン、一番近いところでマシンを見てきた加賀山チームマネージャーが、より乗りやすい車両になるように、実際に乗って現状を把握することだった。

前週に行われた事前公開テストで10カ月ぶりにJSB1000仕様のSUZUK GSX-R1000Rをライディングしたが、加賀山TMが思っていた以上にフィジカル面で問題があり、全力走行は5周が精一杯という状態だった。
それでも好タイムを記録し、レースウイークへ期待をもたせた。

公式予選(土曜日)
秋とは思えないほど気温が上がり路面温度も50度近くまで上がる厳しい暑さの中、ノックアウト方式で公式予選が行われた。
まず35分間で争われたQ1では、マシンセットを進めながら、セッション終盤にタイムアタックに入り計測最終周に1分32秒872をマークし、9番手につけQ2に進出する。
15分間のQ2では、さらにタイムを縮め1分32秒437で7番手とポジションを上げて予選を終了していた。

決勝レース(日曜日)
大型の台風14号が接近しているため、各クラスのレース周回数が短縮された。
JSB1000クラスは、24周から20周に減算して行われることになった。

シグナルがブラックアウトし、加賀山TMは、5番手で1コーナーに入っていく。
ポジションを上げているだけに、普通に見れば好スタートだが、スタートダッシュを得意としている加賀山TMにとっては、フロントを浮かせてしまい失敗のスタートだったと語る。

レース序盤は、ポジションをキープしながら#7秋吉選手(Honda)や#3清成選手(Honda)などかつての戦友達とバトルを繰り広げるが、徐々にペースが落ちるとポジションを落としていく。
レース終盤は、背後に迫って来る#12児玉選手(Yamaha)を何とか抑え切り9位でゴール。
シングルフィニッシュを果たし、貴重なデータをチームに持ち帰った。

加賀山就臣 チームマネージャー兼ライダーコメント

スタートを決めて、少しは皆さんを盛り上げようとしましたが、フロントを浮かせてしまい大失敗。
それでも5番手だったのですが、キープできず残念でした。
レースは、自分の持っている能力と久しぶりのJSB1000マシンということで、完走するために開発マネジメントを優先してしまったことは、レーシングライダーとしては悔しいですが、本来の目的であるマシンのデータ取りができたので、渡辺選手へフィードバックしていきます。
スタッフも急なライダー変更に対応してくれましたし、ファンの皆さん、スポンサーの皆様にも温かい声援をかけていただき感謝いたします。
次戦、最終戦の鈴鹿では、渡辺選手も帰ってきますし、良い結果を出せるようにチーム一丸となって頑張ります。

JSB1000 公式予選結果

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 1’30.124
2 榎戸 育寛 SDG Honda Racing CBR1000RR-R +0.878
3 濱原 颯道 Honda Dream RT SAKURAI HONDA CBR1000RR-R +1.361
 
7

加賀山 就臣

YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN GSX-R1000R +2.313

JSB1000決勝レース正式結果

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YZF-R1 30’37.738
2 作本 輝介 AstemoHondaDreamSIRacing CBR1000RR-R +8.700
3 濱原 颯道 Honda Dream RT SAKURAI HONDA CBR1000RR-R +20.895
 
9

加賀山 就臣

YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN GSX-R1000R +52.835

JSB1000ポイントランキング

順位 ライダー チーム ポイント
1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 250P
2 渡辺 一樹 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN 152P
3 岡本 裕生 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 143P
4 作本 輝介 AstemoHondaDreamSIRacing 111P
5 濱原 颯道 Honda Dream RT SAKURAI HONDA 107P
6 亀井 雄大 Honda Suzuka Racing Team 95P
7 岩田 悟 Team ATJ 94P
8 榎戸 育寛 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. 62P
9 関口 太郎 SANMEI Team TARO PLUSONE 60P
10 柳川 明 KRP SANYOUKOUGYO RSITOH 53P

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