課題が見えたオープニングレース

昨年誕生したヨシムラ スズキライド ウィンも2年目を迎えた。2023シーズンは、亀井雄大を新たに起用。3月の鈴鹿ファン感謝デー後の2輪合同テストから本格的に始動した。

SUZUKI GSX-R1000Rを初めてライディングする亀井をチームとしてもバックアップしつつ、世界に先駆けてJSB1000クラスに導入されたカーボンニュートラル燃料にも対応したマシンセットを進めていった。

公式予選（土曜日）
5月並の暖かさとなった土曜日は、まず朝10時20分より公式予選が始まる。40分間のセッション序盤は、マシンセットを進め、セッション終盤にタイムアタック。まずは1分48秒650をマークすると、計測最終周に亀井自身の自己ベストを更新する1分48秒485をたたき出し5番手。
レース2のグリッドを決めるセカンドベストタイムでは、3番手となりフロントロウを獲得した。

レース1（土曜日）
15周で争われたレース1。スタートはやや出遅れ1コーナーを10番手でクリア。オープニングラップは、そのままのポジションで終え、2周目には1台を、8周目には前を走るライダーがトラブルで脱落し8番手となる。さらに前を追いたいところだったが、マシンに不具合が出てしまい思うようにペースを上げることができず、そのまま8位でチェッカーフラッグを受けた。

レース2（日曜日）
レース2は、レース1より5周多い20周で争われた。
フロントロウからスタートした亀井だったが、スタートで7番手にポジションを落としてしまう。3コーナーで6番手に上がり、さらに前を狙っていくが、続く5コーナーでコースアウト、転倒を喫してしまう。

マシンのダメージを確認し、再スタートを切ると最後尾から追い上げていく。6周目でようやく1台をかわすと徐々にポジションアップ。一つでも順位を上げることに集中しながら周回を重ねていく。そして残り3周となったところで12番手まで浮上。12位でゴールし、4ポイントを獲得した。

亀井 雄大 ライダー コメント

歯がゆいレースウイークになってしまい、応援してくださる皆さんに申し訳ない気持ちで、いっぱいです。レース2では、自分のミスから5コーナーで止まりきれずコースアウトしてしまい、悔しい結果になってしまいました。セッティングがほとんど出来ていない状態にも関わらず予選では、自己ベストを更新できているので、マシンのポテンシャルが高いことは分かっています。改善すべき部分は明確なので、ここから這い上がっていきます。

加賀山 就臣 チームマネージャーコメント

まずは新しいシーズンを迎えられたことを応援していただいているスポンサーの皆様に感謝を申し上げます。開幕戦は、結果的には目標には届きませんでした。
事前テストから亀井と共に作業をしてきましたが、彼を起用したことに間違いはなかったと確信しています。チームとしても、亀井としても反省すべき部分を修正し、次戦、鈴鹿までに気持ちよく乗れるようにアジャストして挑みます。

JSB1000 公式予選結果1

JSB1000決勝 レース1正式結果

JSB1000 公式予選セカンドベストタイム

JSB1000決勝 レース2正式結果

JSB1000ポイントランキング